■

風味絶佳

★★★★★
滋養強壮。風味絶佳。
この人の小説にでてくる強く生きる女の人がすきー。働く男の人がとてーも味わい深く描かれていました。あと非常に読みやすい！そういう意味では山田詠美っぽくないかもと私は思った。

私は今まで守りあっている人たちに自分の気持ちの何が分かるんだろうとひねくれていたけれど、誰かは誰かの味方でなければならないんだから、恋人同士が守りあうのは当然のことなんですよね。今までの私にはそういうことが欠如してたんだなあと思って、トイレにこもって少し泣いた。

ぼくが狼だった頃―さかさま童話史 (文春文庫 て 1-2)

★★★★
寺山修司もたくさんよみたいなー。幸せは案外近くにあって気づかないもので。幸せは不幸の裏返しだし、その逆もあるんだということを常に胸に留めておこうとおもいました。それにしても童話はとても教訓に富んでる。ブレーメンの音楽隊は実はとても現実的で悲しいはなしなんです。死ぬ前に好きなことやって死にたいよね。