風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

★★★☆
村上はるきを読むと分かったような顔をしてビールとコーヒーが飲みたくなる。お店でわざわざジンジャーエールを注文したくなる。
鼠と主人公の出会いがすてき。「気づくとそばにいる」というのはまさにこれだ!
賛否がわかれそうだー。淡々と物語が進んで、何も変らぬままに過ぎていって、終わる(続く)。
ちなみにハートフィールドという作家は存在しないみたいです。

「だれもがしっていることを小説に書いて、一体何の意味がある?」


1973年のピンボール

1973年のピンボール

生きる価値って一体何だろう。
ゆっくりと歩き、たくさん水を飲めは教訓だ。

村上はるきはどれをよんでも透明感。それと読んだ後の喪失感が大きい。