sorekara nandoka bokuha inemuriwoshita

箱男

箱男

みるとみられる!文体はとてもキャッチーなのに読んだ後なんともいえない気持ちになる一冊。持ち物が多い自分は箱に入れない。

なにか自分の持ち物につかまっていないと、風に飛ばされそうで不安なのだ。(P82)

もしかすると、こうしたすべてが夢のなかの出来事なのではあるまいか。P40

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

ろりこん趣味が引き金となって離婚した主人公のもんもんとした物語。離婚の真相が明らかになるくだりの盛り上がり方がとてもうまい!一方で終りがまったくわからんかった。主人公の行動が執着に変わっていうということ…??
「すき」という気持ちを表すときに自分に最も不足している種類の「すき」は執着なのだなーと思います。
表題作以外の意味がいまひとつ理解できなかった…。