■
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 231回
- この商品を含むブログ (252件) を見る
象の消滅自体以前よんだことがあったんだけど、こんな終りかただったっけ!彼女と裏山に動物園の飼育係に会いに行くオチはわたしの夢だったのかな。
自分が軽蔑し侮蔑するものに簡単に押しつぶされるわけにはいかないんです。(「沈黙」より)
「レキシントンの幽霊」を読んだときにも書いたのだが、わたしは「沈黙」に出てくる青木という男に非常に似ている。そこであわてて主義主張を身につけようと一生懸命になるのだが、いつも結局そのとき止まりになってしまう絵に描いたようなアサハカな人間なのである。がっかり。