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ろびんそんくるーそーや15少年漂流記やら海底にまんまいるなどの冒険小説が好きで、小学校のころよく読んでいたのだが、それらの本はいかに工夫して文化のない場所で文化的な生活を送るかということをメインに書かれていた。はえの王は文化のない場所で次第に狂っていく心理を非常に細密に表現することを重視しており、それらとは一線を引いている。
どこか安心できる場所を見つけても、その場所から生まれる不安につかれた。
極限状態だと特にそうなのだろうが、人はどこに居てもかわらないのね。