浅草鳥越あずま床 (1975年)

浅草鳥越あずま床 (1975年)

おじさん6人のなかよしグループ物語。どの一文をとっても歯切れがよくよみやすい。助平な内容の短編がずーっと続くので多少疲れました。
人は年齢を重ねると疎遠になる人も増えてきて、たまに再開すると共有した時間を振り返って話をする。その回数が増えるから「年をとった」というのだと思います。しかしこんなふうになかよしが途切れることなく一緒にいるとなると、内面は年をとらず若くいられるのかもしれません。若くいるためには疎遠にならない友人を持つことがひけつなのかも。

ぼくの大好きな青髭 (中公文庫)

ぼくの大好きな青髭 (中公文庫)

2度目。ないんすとーりーず→ヴぇろにかとこの本を読むことでわたしの生きることと死ぬことの三部作が勝手に完成されたように思う。だれも悪くないのに誰も幸せになれない。もやもや