スプートニクの恋人 (講談社文庫)

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

なんだか急によみたくなって。ふたつともみたかに行った日に購入しました。
すぷーとにくの一文に「ぼくもすみれも呼吸をするように本を読んだ」というようなものがあり、風の歌をきけかなにかでも同じ文があるのをおぼえていた。
「音楽が好き」と言えどジャズ好きがいたりぶるーはーつにしか興味がない人もいる。好きの種類や幅は絶対にあるはずだと思っておりました。「呼吸をするように本を読む」という一文で、読書に対する熱意を感じさせないんだけれど、本を読むことがあたりまえに好きなことが手に取るようにわかる。すべてを包容する「呼吸をするように」という言葉の選び方。かっこいいなあ。いさぎいいなあ。純粋すぎて南極の氷のようだ。本当にすきなものはあえて熱を注ぐものじゃなくて、自然に隣にあるのだと思いました。もっというと、すきなものは自然とそばにあるものなのだな。