自分を憐れむ歌 - テースト・オブ・苦虫7

自分を憐れむ歌 - テースト・オブ・苦虫7

ああ幸せだー。まだ読んでないてーすとおぶにがむしが1冊あるだなんて!

トニオ・クレエゲル (岩波文庫)

トニオ・クレエゲル (岩波文庫)

トニオクレエゲルを美の憧憬者として読み終わった私は余程の俗人。才能とセンスあふれる素敵な人に限って俗人にあこがれるというのは、俗人からみると皮肉でしかない。俗人が美しい物にあこがれるのも叶わぬことなのならば、その線引きは一体どこでだれが取り決めるの。話の中にも出ているが、大手銀行のエリート営業マン(いわゆる安定した人)が美しいポエームを作ることができない。だなんて、きめつけはよくないとは思うが、実際不安定な人のほうが魅力的だし素晴らしい物を作る。傾向にある。だなんて。なんだか。ああ。
あなたやわたしの流した涙が美しかったことだなんて一度もないんだ。

トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇 (岩波文庫)

トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇 (岩波文庫)

表題作は先日読んだ抜粋版(?)のほうがすきだったな。ウォッカをウォトカて言うのがいいんだよ。満たんに入った瓶から小さなグラスにウォッカを注ぐと「ウォトカ」て音がするんだよ。
愛があれば生きていける。そりゃあみんなそういう考えなら生きてはいける。それなのにラブ≠ピース。