思いわずらうことなく愉しく生きよ

思いわずらうことなく愉しく生きよ

★★★☆
試験前とゆうのに!
江国香織さんの本のいいところは、非現実的なところ、さらりと読めるところ。ものを食べる描写がすごく丁寧なところ。良くも悪くも読み流す、という表現がぴったりな気がする。読んでる最中は没頭できるんだけど、読み終わって、不思議と悪い感情も良い感情も湧かない、みたいな感じ。これは決して嫌な気持ちではない。
この話は、お酒を良く飲む家族が出てきて、たくさんお酒を飲んでいて、登場人物たちは私より10も年が離れた人にもかかわらず、なぜだか身近に感じてしまった。こんなに大人になっても、こどもなんだな。