ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

おふろのなかで毎日少しづつ読んでいたので、2週間くらいかかったんじゃないかしら。ほそかわがらしゃ夫人につぐ長期間読書。クミコから長い手紙がきて、加納くれたは名前を捨ててギリシャへ旅立ち、主人公は井戸にもぐり、頬にあざができる。その間笠原めいははしごをひきあげる。
時期がじきだからなにごともシュウカツっぽく受け止めて考えてしまう。職選びはほおに出来たあざなんだよなあ…とかね。

わたしが今はまだ口にはだせないようなことも、そこにはあるの。わたしはそれをあなたに隠しているわけではないのよ。わたしにはそれが本当のことなのかどうかまだ確信が持てないだけなの。だから今はまだそれを口に出すことが出来ないの。(P317)

良いニュースは小さな声で語られるのです。(P350)