泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)

泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)

再読。このひとのほんを読むと、こんなに浮世離れしたおとなになんてなれないと思う。登場人物がみな「豊か」すぎるのだ。金銭感覚も知識も全員作者が培ってきたものを標準装備にしている居心地の悪さ!
だけど食べ物の描写がうますぎるので読んでしまう。緻密な情報よりも描写のうまさを読者は求めて本を読むのでしょう。


自分はどこまでも平凡に平凡に暮らすことになるんだろうなー。