The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜

The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜

わたしは本当に驚いたのだが、乙一ジョジョ第四部のアナザーストーリー執筆しているとは!!露伴先生!!!ギャー。図書館の乙一コーナーに据えられていたんだぜ。
主人公が「白乙一」に登場しそうな傷つきやすい人で、誕生やスタンドが使えるようになった背景もジョジョの世界観にしっくりなじんでいて、漫画を文字におこしたようでした。うまいです。主人公目線の裏に康一や仗助が登場する本編が合流し、その隙間に主人公誕生秘話が入ってきて、最後に全部明らかになるミステリ仕立てで、ジョジョの登場人物がでてこなければ乙一のオリジナル小説。乙一の本としてもジョジョの本としても純粋にエンターテイメントとして楽しめる一冊だと思いました。装丁も作中登場のスタンド「the book」を模してつくられており(汚れや傷跡まで忠実に再現されている芸の細かさ!)荒木先生描き下ろし(?)のイラストあり、飛び出すページありで読了後も楽しめる豪華仕様だし!
まわしものみたいになってしまった。
浮世でランチ

浮世でランチ

人と人との繋がりに苦しんだり、人と人との繋がりに喜んだり。
答えは出なかったけれど、とてもよかった。ライフイズゴーズオン。
椰子・椰子 (新潮文庫)

椰子・椰子 (新潮文庫)

日記形式で語られる一冊。妊娠中のもぐらや話す鳥などが自然に登場し、主人公も自然に受け入れる。読了後クエスチョンマークをうかべたままあとがきを読むと、なるほど、夢日記だったのね。
陰日向に咲く

陰日向に咲く

人ってなんだか温かくていいのな。と思います。