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- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
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村上春樹は本当に罪深い存在だと思う。当時は全く自覚はなかったが、「なんでこんなにも素敵に上手書けるんだ」という感慨の核にあったものを考えてみるなら、それは作者、読者、登場人物といった、いわば作品関係者全員の自意識を守り、誰も傷つけず、みんなが気持ちよくなるという離れ業に対する驚愕に他ならない。
わたしも村上春樹と出会い、快適な世界を知って、どんどん臆病になっていった。それは素敵でいることに固執してしまっていた。大して素敵なやつでもないくせにみっともないことだから近年は治したいと思っている。
「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
- 作者: 村上春樹,安西水丸
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/03
- メディア: ムック
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