あるキング

あるキング

ついエンターテイメントを期待して読んでしまうので、このように顛末を迎えるとかたすかしを食らったような、なんだか釈然としないよな気持ち。
主人公は周りにどう働きかけられても、自分からは何も働きかけずに目標を叶え、そして死にいたる。それは「やるべきことをやるだけさ。そうすればきっとうまくいく」も貫きすぎるのも問題だと言われているようでもあり、なんだかなんだか結論を見いだせないままなのである。

くそったれ!少年時代 (河出文庫)

くそったれ!少年時代 (河出文庫)

ハムオンザライというまじいけてる素敵な原題があるのに、なんでこんなタイトルになっちゃったんだおうおう。