女子とは、

少し変わった子あります

少し変わった子あります

行方不明になった友人に教えられた料亭。 一人でしか行けなくて、場所も毎回替わって、取り立てて絶品の料理が並ぶ訳ではなく、一緒に一人の女性と一回限り食事を共にする。 相手の女性は普通と言えば普通、「少し変わった子」と言えばそんな感じだし、「もう少し変わった子」と思えばそんな感じの女性。抽象的で本当に静かに物語は進み、それだけに結末の衝撃がすこーん、と落とされるよう。

それをよんでかーらーのー

女子には「女子」という「種目」しかないのかもしれない。

そー!これ!安部公房の方舟さくら丸読んだ時思った!男性からみると女子は女子でそれ以外何者でもない、ただの女子なんだ。少し変わった子ありますで食事をともにする女性(はたまた女将)には名前もないし、背景もない。だけど女子というだけで希少感が増す。不思議。女子は奥深い。女子はみな素敵すてきだからこそ、各々突出するため必死で「女子力」を上げて競い合うのでしょうか。